
こんにちは。うらら先生です。
文字を入力したときに、ふりがなを付けたいと思ったことはありませんか?
たとえば、難しい言葉や人名にふりがなを付けることで、読み手にとって親切な文書になります。
この「ふりがな」のことを、WordやExcelでは「ルビ」と呼びます。
前回は、Wordでの付け方を学びましたね。今回はExcelでの付け方を一緒に見ていきましょう。
Word編と同様に、Excel編でも「二十四節気」という単語にふりがなをつけてみましょう。
【フリガナ機能を利用する】
- ふりがなをつけたい文字を選択し、リボンの[ホーム]タブ – [フォント]グループ – [ルビ]をクリックします。
- セルの文字に対して、「ニジュウヨンセツキ」とふりがなが表示されました。正しい読みは「ニジュウシセッキ」ですので、修正が必要です。
- ふりがなの部分が選択された状態になるので、そのまま正しい読みを直接入力すれば、修正が完了します。
[ふりがなの設定]について
表示されたふりがなの書式を設定するには、「ふりがなの設定」を利用します。
- セルを選択した状態で、リボンの[ホーム]タブ – [フォント]グループ – [ふりがなの表示/非表示]の▼をクリックします。表示されるメニューから、[ふりがなの設定]をクリックします。
- 「ふりがなの設定」では、文字種(ひらがな・カタカナ)や文字の配置、フォントの種類やサイズなどを変更できます。
- これで、正しく「にじゅうしせっき」とふりがなが表示されました。
【Excelの関数を利用する】
Excelには、ふりがなを表示するためのPHONETIC関数があります。
この関数を使うと、対象セルに入力された文字情報に基づいてふりがなを表示させることができます。
- セル「A1」に「たんぽぽ」と入力し、「蒲公英」と漢字に変換して確定します。
- セル「B1」に「=PHONETIC(A1)」と入力して確定すると、セル「A1」の内容からふりがな「タンポポ」が表示されました。
※PHONETIC関数の引数には、ふりがなを表示させたい文字が入っているセルを指定します。 - PHONETIC関数は“文字を入力したときの読み”をもとにふりがなを表示すため、たとえば「紫陽花」を「あじさい」ではなく「むらさき」「よう」「はな」と入力して変換した場合、
PHONETIC関数で表示されるふりがなは「ムラサキヨウハナ」となります。
Excelでは、文字にふりがなを付ける方法がいくつかあります。
作業の内容や目的に応じて、適切な方法を選び、上手にふりがなを活用していきましょう!